NAFTAでのキモヲタのソナタ
私は、ヘルメス。二次元コンプレックス、略して二次コン、いわゆるアニヲタの虹コンでございまする。この世はサウダージです。オバマ大統領候補は、
サウダージを表現する方法として、銃と聖書にすがりつく
と中西部の白人労働者階級を描写しましたが、私は、
サウダージを表現する方法として、萌え系アニメにすがりつく
と自分を揶揄します。

さて。どうして、虹コンになったか?それは、異性との皮膚感覚の欠落です。そして文化的後進国日本のスキンシップを嫌う潔癖性社会に育ったというのが最悪の結果となったのです。まるで、無菌状態を目指してるような、みんな防毒マスクをつけているかのように振る舞っていたのです。だから、世界でもっとも大好きだった女の子とスキンシップがとれなかった。女の子とのスキンシップの欠落ほど苦しいことはありません。ほんとに悶え苦しんで、陸橋から飛び降りようと思ったほどです。

日本と言う腐った環境で、私は育ってしまいました。それは一生の不覚です。しかし、生まれる場所は選ぶことが出来ません。私の性質に日本の腐敗した精神道徳はまったく合っていませんでした。儒教による徹底した年功序列、そして男尊女卑。日本はなんでも集団です。不良グループでさえ個人よりも集団です。だから不良にもなれませんでした。そう、服従が要求されるのです。宴会で酒もタバコも拒否するとぶん殴られるのです。そして国民体育精神という馬鹿げた富国強兵時代の根性が引き継がれているのです。だから、社会全体が体育会系、そんなところでは市民生活を脅かす暴走族やチーマーやカルトやヤクザや極右テロリストが蔓延るのも当然ですし、そんなところで将来サラリーマンになったって仕方ありませんでした。

体育会系のもっとも悪しきもの、それはDQNです。体育会系が獰猛犬だとしたら、DQNは、狼ですね。それが、中学からどんどん発生していきました。小学校では女の先生が大多数だったのに、中高となると一気に先公どもが野郎どもとなり、職員室は男社会となり、そして体育会系が横行したのです。で、部活動によって、体育会系根性が生徒たちに叩き込まれてゆきます。それが、根本原因です。それでDQNメンタリティーが形成され、それにもっとも秀でたイケメンDQN野郎どもが女の子を独占し、洗脳し、服従させてたんです。で、私たちキモヲタは迫害の対象となりました。つねにDQNの暴力に怯えなければなりませんでした。で、あの子たちはDQNを称賛し、同時にキモヲタを迫害する、典型的な服従パターンです。その服従の構造にはめ込まれていない女の子といえばは、やはりアニメの世界だけでしたね。ヒューマニティーのかけらもない野蛮なDQNが
「○○先輩、これ受け取ってください」
と死んだ羊の目をした女の子たちからバレンタインチョコを貰っているのは、本当に理解不能でした。DQNの暴力が横行する修羅の世界で唯一の光は、女の子の優しさだったんです。それを私はすがるように最も求めていたんですが、彼女らはあまりにも冷酷過ぎました。だから、アニメの女の子にすがるしかなかったのです。で、思春期のときに流行ったアニメといえば『ああ女神さまっ!』、で、私はベルダンディーに憧れました。一目惚れでした。まさに私の求めていた優しい女性でした。それで、彼女の素性を色々調べた結果、彼女はドイツ出身であることを突止めたのです!

それで、決意してドイツ旅行に行きました。まさにベルダンディーに会うため。ペルダンディーは喜久子教祖が声優の『ああ女神さまっ!』のヒロインですし、リヒャルト・ワーグナーのオペラの『ニーベルンゲンの指輪』にも糸紡ぎとして登場しますし、私がワーグナーの楽劇にハマったのも、『ああ女神さまっ』がきっかけですからね。しかし、三週間もドイツに滞在しましたが、結局会うことは出来ませんでした、結局あれは、二次元のキャラクターだったんです。現実を突きつけられたんです。そう、ベルダンディーとはスキンシップがとれなかったのです。それは、彼女は二次元のキャラだったからです。二次元では、女の子との皮膚感覚はありえない、私の二次元女性に対する信仰は砕け散りました。私の宗教心はそうやって打ち砕かれたのです。あの時から、真の無神論者になったような気がします。よって、ドイツ旅行は絶望の旅となってしまいました。それで次のことを悟ったのです、
「やっぱり現実の女の子がいい、なにしろ皮膚感覚がある。女の子とはコネクトしたい」
アニメの子では、スキンシップが取れません。それがアニメの子の限界です。

そして、私はとうとう耐えられなくなり、自殺覚悟で陸橋から飛び降りました、で、飛び乗ったのが下に走っている車ではなくて、アメリカ行きの飛行機だったのです。清水の舞台から飛び降りたら、アメリカ行きの飛行機に乗っかったのです。それで日本を捨てて渡米しました。女性の皮膚感覚を求めて、NAFTAに渡ったのです。やはり一番リベラルなのは欧米ですから。中東のように結婚まで皮膚感覚が発生しないというふざけた文化圏に移住しても、意味ないですからね。処女が皮膚感覚を発生させたら死刑になっちゃうんですから、どうしてあんな腐敗した宗教を信じてるのかまったく理解できません。よって、行き先はもう決まってました、性的にリベラルな地域、それは、EUかNAFTAか南米だったのです。

しかし、なんでNAFTAに逃亡先を決めたかと言うと、EUは、移民制限が厳しいし、あと狭い、限られた面積に対して人が多過ぎ、またEUの国々はすべて日本よりも小さいです。欧州で日本より大きな国はロシアぐらいですが、ロシアはEUではないし、眼中にはありませんでした。とにかく日本のような人ごみを極力避けたかったのです。息苦しいですからね。だから広大な大地であるアメリカ大陸がよかったのです。だから、言葉を英語とスペイン語に絞りました。またJリーグの開幕で南米文化が入って来て、その影響でスペイン語を習いましたが、英語とスペイン語、英語の方がはるかに出来たので、それで、NAFTAでもメキシコではなくアメリカに行くことにしたのです。スペイン語は、文法がとても複雑で、英語のほうがはるかにシンプルだったからです。たぶん、英語は、ヨーロッパ語族で一番簡単な言語でしょうね。少なくとも、文法的にはそうですね。ただ英語は、スペイン語に比べて、発音がシンプルでないと言うのが弱点ですが、それ以外だったら、ヨーロッパ言語のなかでは、一番簡単でしょう。まっ、とにかく日本のような腐った社会から脱出したかった、だから渡米したのです。

でも、最近の南米旅行で、皮膚感覚が発生しました。これが私の長く求めていたものだったのです。人生16年、やっと女の子の肉体の柔らかさを知るにいたったのです。だから、
「NAFTAではなく、はじめっから南米に渡米していればよかったのに…」
ととても後悔しています。英語のほうがよく出来たという理由で、アメリカ行きを決めたのは、ちょっとうかつでした。まぁ、世界の超大国ではありますけどね。
「自由の国アメリカはセックスも自由」
というのもありましたけど、実は大間違いで、そこはプロテスタントではもっとも時代錯誤の清教徒倫理が横行していたのです。とても保守的で、やけに宗教心が強く、国粋主義が蔓延り、欧米では、セックスに対してもっとも厳しい社会だという実態にショックを受けたのです。あの日本で見たハリウッド映画の女優たちの性的解放は、インチキだったのです。噂に騙されてしまったのです。

だから、私の行き先は南米ですね。あそこは女性が積極的にキスして抱きつきますからね、しかも挨拶でですよ!あれは、実に驚嘆しました。素晴らしいとしか言いようがない。体全体で、抱擁するという、あれに勝るものはない。最高の快楽。しかも、ラテンは体がダイナマイトですからね、なんと言っても、あのくびれと腰とお尻、あれはもう犯罪に近い!危険だー!

そして、進歩した遺伝子工学により私は不死身となり、女の子とのスキンシップの幸福を実現することは、私の夢です。そして、永遠の16歳を手に入れます。なぜなら、私は、学園の恋というのを取り戻したい為です。それを経験できなかったことは、どんだけ苦しいことか。DQNが蔓延していた、そして女の子との恋の予感がまったく欠如していた学園では、どうしょうもありませんでした。そんなところは学園ではなく、地獄でした。だからその時から、すでに私にとって学園は失われていたのです。ああ、DQNのいない学園、そして女の子との恋、それこそが、あるべき学園の姿でした。しかし、それは、アニメで、二次元で、体現されているのです。もし学園がああいうふうだったら、日本をここまで腹の底から憎むことはなかったでしょうね。なにせ、私は日本の学園で日本語で日本人の女の子と恋愛がしたかったんですから。『こんな娘がいたら僕はもう・・・!!』というエロゲーそのままの心境ですね。
こんな娘がいたら、絶対に渡米することはなかったんだ!!
しかし、現実は、日本は腐ったリンゴにハエが集っていて、そこからウジ虫が湧いているようなところでした。そして、年齢は残酷にも増えていくので、自動的に学園時代は失われてしまいました。だから、失学園なのです。それを取り戻すために、私は16歳になるのです。

そう、私の人生の二つの目標、南米に移住して女の子と巫山戯(ふざけ)に興じること、そして不老不死の永遠の16歳です。

アメリカ合衆国の独立宣言には、人は生まれもって幸福を追求する権利があると記されているのですから。


【2008/05/23 00:42】 | 虹コン
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