NAFTAでのキモヲタのソナタ
二枚版アルバムでは、ビートルズの『ホワイトアルバム』を二位に退け、世界で最も売れたというピンク・フロイドの『ザ・ウォール』に『Young Lust(若い色情)』という曲があります。プログレッシヴ・ロックを代表するピンク・フロイドがディスコのような音楽を作曲したというのも、非常に稀なので、とても貴重と言えるでしょう。まあ、1980年は、ディスコの最盛期でしたからね。ジョン・トラボルタの『Saturday Night Fever』が、まさにブレークした時代ですから。

映画『ピンク・フロイド ザ・ウォール』のなかの『Young Lust』の映像はこちら

歌詞はこちらから抜粋します。邦訳は私です。

I am just a new boy,
Stranger in this town.
Where are all the good times?
Who's gonna show this stranger around?
Ooooh, I need a dirty woman.
Ooooh, I need a dirty girl.

オレはただのニュー・ボーイだ
この町で初めての
どこで楽しい時間を過ごせるか?
だれがこの新来者を案内してくれるだろうか?
あああ、エロい女が欲しい
おおお、エッチな女の子が必要だ

Will some cold woman in this desert land
Make me feel like a real man?
Take this rock and roll refugee
Oooh, baby set me free.
Ooooh, I need a dirty woman.
Ooooh, I need a dirty girl.

はたしてこの砂漠の土地で冷たい女は
オレを真の男にさせてくれるだろうか?
このロックンロールの亡命者を引き取って
おおお、ベイビー、オレを解放してくれ
おおお、エロい女が欲しい
あああ、エッチな女の子が必要だ



まさに、Rock'n roll refugee、そう、私はロックンロールの亡命者なのです。どこか新しいところに行くしかないですね。dirty womanのdirtyは、そのままだと「汚い」という意味ですが、dirty magazineは、「エロ雑誌」という意味なので、まあ直訳すれば、dirty womanは、「エッチな女」となるでしょう。そう、エロティシズムが汚いというのは、まさにキリスト教の、いわゆる清教徒倫理に影響された言説ですね。私にとっては、エロティシズムほど美しいものはないと信じて疑いませんが。だから、私もとにかくエッチな女の子が欲しい。そして国外に行って、新来者として快楽を追求したい。NAFTAでは、敗北者となってしまったのですから…。

しかし、映像でのエッチな女の子たちは、有名なロックミュージシャンのパーティーに招待された子たちなので、やはり金と名声に群がる男性至上主義的資本主義思考の女であることにはかわりありません。つまり、金と名声としか遊ばないのです。主人公はすでに富と名声を手に入れたから、離婚した時に自暴自棄になって遊び系の女の子のなかから一人自分の部屋に連れ込むことが出来たのです。いわゆる、グルーピーですね。しかもこのときは80年代、社会的成功を収めた金持ちの女は少なかったはずです。

私のような貧乏なキモオタでは、どうしょうもありません。彼は打ちのめされても名声と金がありましたから。しかし、私こそが、女の子の慰めを受けたいのです。女の子は打ちのめされたとき、いつでも男に泣きつくことが出来る。しかし、男は打ちのめされたとき、そばにだれもいない。順調なときにしか、女は集まってこない。それは、エリック・クラプトンの『Nobody knows you when you're down and out』の歌詞にも反映されています。だからドラッグに走るしかないのです。阿片です。そしてその代表的なものが宗教です。宗教は阿片なのです。

私にとって阿片宗教は、萌えです。つまり、アニメの女の子を求めることです。それにエッチな女の子が負け犬と遊んでくれるのはアニメでしか見れないですから、現実の三次元ではそんなことは残念ながら起きません。セクシュアリティーは二次元でしか解放されてないんですよ。そこで、くるみちゃんや、『ロザバン』の赤夜萌香に萌えるのです。あの、胸のふくらみに顔をうずくめておもいっきり泣きたい。だから、私は虹コンになるしかない、いまの男権至上主義ネオリベラル社会では。

でも、できることなら皮膚感覚が欲しい。だからこそ、真に男女平等の世の中にならなければならない。女性がもっとやさしく、貧困の男性とも金を出してまでデートしてくれないと。だって今では女性はCEO、そして大統領選までにも出ているんですから。やはり『虹コン・マニフェスト』に描いた革命が起きてくれないと、私たちは野垂れ死にしてしまいます。

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【2008/03/02 15:11】 | 音楽
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